CoE Starter Kit のガバナンスコンポーネントの設定方法を紹介します。
目次
前提条件
こちらの前提条件として、以下が設定されている必要があります。
CoE Starter Kit コアコンポーネント
コアコンポーネントは以下の記事で紹介しています。
CoE Starter Kit をウィザードを利用しなから導入する方法 – 最初の作業承認フロー
承認フローはこの記事で設定方法を紹介します。
15時間間隔を開ける
CoE コアコンポーネントの設定後、15時間の間隔を開けてガバナンスコンポーネントのインストールを実行するようにしてください。インベントリーのDriver フローの実行完了には時間がかかるようになっています。
Dataverse への負荷を下げるために設計されています。
承認フローの設定
承認フローの設定はマニュアルでフローを設定して環境にインストールします。
Power Automate Maker ポータルにアクセスします。
環境をCoE環境に切り替えることを忘れないようにしてください。
手動で起動するフローとして作成します。
フローデザイナーを起動します。
承認アクションを追加します。
承認を作成アクションを選択します。
最初に
タイトルは自由に設定した後、担当者(承認依頼先)は自分のメールアドレスを設定します。
これで保存してテスト実行します。
すると一度警告が表示されます。
内容を見ると、
Power it の承認プロビジョニングの概要とトラブルシューティング – Microsoft サポート
警告のダイアログを閉じ、テスト > 手動を選択し、実行します。
実行状態を確認して待ちます。
ソリューションのインストールには約5分ほど必要です。
この間、別のソリューションをインポートすることはしないようにしましょう。
実行が完了すると、フロー全体が成功ステータスに変更されます。
もうこのフローは使用しないので削除してしまいます。
ナビゲーションから戻り、削除します。
ガバナンスコンポーネントのインストール
コンポーネントのダウンロード
コアコンポーネントの際にダウンロードが済んでいる場合は不要ですが、入手がまだの場合はこちらから入手することができます。
Power Apps Maker ポータルに移動します。
環境がCoE になっていることを確認します。
CenterOfExcellenceAuditComponents_x_x_x_xx_managed.zip を選択して次へとします。
接続はそのままパスできるはずです。その後の環境変数には特に何も設定せず、インポートを行います。
ガバナンスコンポーネントは数分でインストールが完了します。
セットアップウィザード
CoE Setup ウィザードを利用
アプリを起動します。
More features を選択して設定を続けます。
最初の実行は15時間のバッファーが設けられており、実行が完了していない場合次に進むことができません。
Dataverse に対するクエリを負荷分散するために、管理者 | 同期テンプレート v3 (ドライバー) フローは、インベントリの収集を開始する前に 15 時間の遅延を実装します。 したがって、このフローは長時間実行されているように見える場合があります。
インベントリ コンポーネントの設定 – Power Platform | Microsoft Learn