以前、Dynamics 365 Finance, Supply Chain Management (旧称 Finance and Operations)の画面にPowerApps をかぶせて簡易発注画面を作る試みをしました。
今回はそのPower Apps を少しだけ改善してみましょうという試みです。
改善内容としては、採番された発注書番号を取得してPowerApps 画面に表示してみましょうというものです。
これが出来たら、確かに発注書が作成された&何番の発注書が作成されたか分かって便利です。
というわけで、簡単に実装できますので早速紹介して行きます。
目次
PowerApps 関数の説明
Power Automateから取得した値を変数に保存します。用途によって、以下1〜2を使い分けます。
そのスクリーンでのみ利用する一時変数にFlowから取得した値を格納する場合
コード
UpdateContext({‘変数(ここで初めて宣言します)’: ‘Flow名’.Run()})
全スクリーンで利用可能なグローバル変数にFlowから取得した値を格納する
コード
Set(‘変数(ここで初めて宣言します)’, ‘Flow名’.Run())
では早速実装する
Power Automateで作成した変数にFOから取得した発注書番号を格納します。
以前作成したFlowにアクションを追加する
Power AppsコネクターのRespond to PowerApps アクションを利用します。
今回データ型はテキストである為、テキストを選択します。
変数に名前をつけ、作成した発注書番号を格納します。
保存して終了します。
Power Automateの更新
PowerApps 側で、Flowの接続をもう一度行なって更新します。
Power Automateで取得したデータを利用する
PowerApps 側で、UpdateContextあるいはSet関数でFlowのデータを取得する関数を記述します。
成功スクリーンを編集してみると、こんな感じに使うことができます。
いかがでしたでしょうか。
ご参考になれば幸いです。