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アラブ旅行記Vol.1: ヨルダン情勢と旅の準備編

砂漠を行けば、壁画に出くわす。リアル・インディー・ジョーンズを体験できる。

2010年~2012年の間、関西で大学院に通って、日々研究室・飲み会・ジム・松屋・自宅を行ったり来たりしている生活が2年ほど続いたのですが(学部生の頃を入れれば計3年)殆ど海外って行ったことがないな、学生の時間が短くなると誰もが一度は思う(?)ことを私も思い始めました。

当時の私の研究室の机。こんな汚い机で”研究もどき”をしていた。ろくな学生でないことはすぐに分かる。お世話になった教授に大変申し訳無い…。

そんな時、私の中学校以来の親友からショートメッセージを貰いました。

ヨルダンに行きたい。ペトラ遺跡を見てみたい。あとその流れでイスラエルにも行って聖地巡礼したい。

イスラエルやアラブ界隈なんて、危険な印象がありましたから、ちょっと危険度合いを調べて正直「うん。微妙。」と思いました。

最終的にはまぁ社会人になったら行きづらくなるだろうと思い行ってみるか、と快諾し行くことにしましたが、以下の様な情報を調べて心を決めたのでした。

 

ヨルダンってどんな国?

だいたい、中東に旅行に行ったよなんて言うと「危ないんでしょ?」、「水よりガソリンが高いんでしょ?」ちょっと詳しい人だと「シリアと戦争しているんでしょ?」とか矢継ぎ早に聞かれます。

意外に行ってみると、「ヨルダン=非常に親しみやすい」という印象でした。実際、非常に良い人ばかりで心が洗われるような気持ちになったのを覚えています。アラブ人最高。

私の主観的な感想や印象は置いておいて、以下は地球の歩き方のブログよりヨルダンの評価を引用。

http://www.arukikata.co.jp/country/JO/

ヨルダンは、シリア、イスラエル、イラク、サウジアラビアと国境を接しイラク情勢やパレスチナ問題などでもその名が出るが、政治的には安定しており、特にイスラエルとの和平協定のあとは多くの観光客が訪れるようになった。1万年も前の住居跡や各時代の遺跡も多く、なかでもペトラはヨルダン観光のハイライト。ほかにもワディ・ラムの雄大な砂漠、紅海に面したアカバ、世界7不思議のひとつの死海もこの国にある。そしてもうひとつの魅力は、この国の素朴で親しみやすい国民性。旅行者の間では「中東で最も旅行しやすい国」と評判だ。

このように、非常に旅行がしやすい国なのです!初心者にも安心、という印象で、女性一人旅行者もいました(私の見た範囲ではアメリカ人1人、日本人1人…少ないですが)。

とはいえ、外務省も「海外安全ホームページ」に各国の安全性について情報提供を行っています。以下もご覧ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcareahazardinfo_13.html

これを見ると、ヨルダン自体は「レベル1」と特別な注意を払ってくださいという何とも「自己責任ですよ」という難しい評価であることがわかります。

私が渡航した2012年時点でもこの「レベル1」であり、周りの赤い国々に攻め寄られている状況は変わっていませんでした。

「安全、親しみやすい、旅行がしやすい」と言いつつやはりそれなりの覚悟はしていったほうが良いのかなぁと思ったのをよく覚えています。私のころはまだIS(イスラム国)が出てきていなかったのもあり、「行ってみようか」と思い立ったのはあると思います。

ヨルダンからイスラエルに陸路で国境を渡る際に2つ入国ルートがありましたが、当時でさえ、シリアに近い北側ルートは避けていくようにと現地の方から優しく教えていただきました。そういう情報を仕入れないで現地に行くと怖い目に合うかもしれません。。。それが「特別な注意を払ってください」というやつなのかもしれません。

外務省的には「レベル1」です。十分注意して渡航されてください。

旅の準備編

実際に言って撮ったペトラ遺跡の写真。このあと「ラクダに乗れ乗れ」と気の良いペトラ現地人に声をかけまくられる。

まず行ったのは旅の準備でした。以下やったことリスト。

  1. 持ち物
    1. バックパック
    2. 地球の歩き方
    3. 常備薬
    4. 財布
    5. パスポート
    6. 着替え3日分(すぐ乾く服、軽量なアウターがポイント。砂漠は夜寒いです)
    7. 洗濯物干しヒモ、洗濯バサミ
    8. 歯磨きセット
    9. スマホ
    10. カメラ (今はGoProみたいなアクションカメラ持って行く人も多いかも知れないですね)
    11. コンセントプラグ変換器、タコ足配線、各機器の充電器
    12. パソコン(私は持っていきませんでしたが、要る人は)
    13. 記録帳としてのノートとのりor接着テープ(ブログもいいですがレシートとか貼っておきたくなります)
  2. スマホアプリ
    1. 辞書アプリ (英語でも結構通じるが、現地の方と仲良くなるためにはアラビア語をOfflineでも検索できるようにしておく)
    2. 通貨コンバータ(ヨルダン・ディナール: JOD。1JOD=150円ぐらい。@2018/4)

ガイドブック

まずは何より地球の歩き方です。直ちに買いました。私はアラブどころか海外のことはほとんど何も知りませんでしたから、昔から何かを始めるにしても本から入るタイプなのです。体で覚えろ!は苦手なタイプ。

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気温など、砂漠は常に暑いイメージですが、実は夜は寒いためその対策が必要だったりと、そういう気候情報、物価などベーシックな情報が見えてきます。まずはこの本から検討事項が見えてきますので、最初に図書館で借りる/購入し対策を立てることをおすすめいたします。

 

ヨルダン電源事情

よくあるのが電圧の違いによる電圧変換の必要性があるかどうかです。

ヨルダンの電圧は230ボルト(周波数は50ヘルツ)という、日本の100Vよりはるかに高い電圧ですが、基本的にはコンセントプラグ変換器だけ必要で、電圧の変換器は不要です。

持ち運ぶ電化製品といえばPC/スマホ/デジカメぐらいかと思います。最近の機器は100-240Vに対応しております。230Vのヨルダンでは利用できます。念のため持ち歩く充電器の対応する電圧を確認してください。

一つポイントとしては、タコ足配線を持ち歩くことです。

ドミトリーに宿泊すると、コンセント数に限りがあり、一人で複数のコンセント穴を使わないように配慮しないといけませんし、すぐ側に穴があるとも限りませんので、以下の構成になるかと思います。

→①、③だけでなく、②タコ足配線も持っていくことをオススメします。

ドミトリーなんて泊まらないよという方でも、複数の電化製品を同時に充電したい!という時にはタコ足配線は便利です。
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常備薬

常備薬として正露丸を持っていきました。結局使うことはなかったのですが、親友はお腹を壊し、持っていたビオフェルミンを飲んでいました。

行ってみないと自分のお腹に合うかどうかはわからないですもんね。日本人向けに作られている薬を持っていくことをおすすめいたします。

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利用した航空会社

航空会社はエティハド航空で行きました。食事&サービスが良く素晴らしい航空会社でした。

http://www.etihad.com/ja-jp/

情報直接Webページからチケットを買い、チケットはEチケット形式で、PDFにて送られてきました。

航路はドバイ経由で、航空費は3月の値段で10万円程度だったかと思います。

まとめ

ヨルダンは今では周辺国の危険性もありますが、ペトラ遺跡などとてもきれいでした。

では、次の記事でヨルダンおすすめスポットを紹介したします!

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