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【早見表で分かる】Power Apps ライセンスまとめ

概要

更新日

2024/3/1に更新しました。2024年2月のライセンスガイドに対応しております。

様々なユースケースに対応できるようにPower Apps のライセンス形態は中々複雑になっています。

単独で買ったり、Office/Microsoft 365についてきたり、Dynamics 365についてきたりと。

そんな色々な買い方ができるPower Apps のライセンスを早見表でまとめていきたいと思います。

2024年からライセンスの比較表が見やすくなりましたので、公式の表でご紹介します。

最新のPower Platform のライセンスガイドはこちらからダウンロードできます。

Power Automate やPower Pages のライセンス早見表もご参考ください。

Power Apps ライセンス早見表

主な買い方である以下の種類のSKUを公式ドキュメントから抜粋しています。

  1. Power Platform 従量課金を使用するように構成された環境には、環境につき 1 GB の Dataverse データベース キャパシティと 1 GB の Dataverse ファイル キャパシティ
    の権利が一度だけ提供されます。Dataverse のデータベース/ファイル/ログの追加サブスクリプション キャパシティは 1 GB 単位で購入できます。
  2. Dynamics 365 Professional には Power Apps または Power Pages の使用権は含まれません。
  3. Power Apps に含まれる Power Automate の使用権には RPA 機能は含まれません。RPA 機能を使用するには、別途 Power Automate Premium を購入する必要があります。
  4. アプリのコンテキスト内。
  5. 累積キャパシティの上限はテナントあたり 100 万クレジットです。AI Builder サービス クレジットを追加するには、AI Builder キャパシティ アドオンを使用してください。
  6. 制限付きテーブルでの Power Apps の使用権と、サポート案件テーブルに関する例外については、Dynamics 365 のライセンスを必要とする制限付きテーブルを参照してください。
  7. Power Apps ユーザーの Dynamics 365 Field Service の使用権の例外については、Dynamics 365 ライセンス ガイドを参照してください。
  8. Dataverse データベースおよび Dataverse ファイル キャパシティの権利はテナント レベルで累積します。Dataverse のデータベース/ファイル/ログの追加サブスクリプションキャパシティは、Dataverse キャパシティ アドオンを通じて 1 GB 単位で購入できます。
  9. 特定の環境でマネージド環境が有効化されている場合、その環境内での Power Apps、Power Automate、Copilot Studio、Power Pages のすべての使用にフル ライセンスが必要です。詳細については、Power Platform のマネージド環境を参照してください。
  10. Dynamics 365 Professional ライセンスにはマネージド環境は含まれません。

補足説明

標準コネクタとプレミアムコネクタ

  1. 標準コネクタ
    Microsoft 365 エコシステム内のデータソースへの接続や、Google等の基本的なサービス似たお硫黄しております。
    例: Excel、Outlook、SharePoint、LinkedIn、Facebook、Gmail、Twitter。
  2. プレミアムコネクタ:
    Dataverse、Dynamics 365、コミュニティが作成したカスタムコネクタ、HTTPリクエストやAzure、オンプレミスのシステムに接続します。
    例: Dataverse、SQL Server、Azure SQL Service、Azure BLOB Storage、AWS RedShift、DocuSign、Zendesk、Jira Software。

コネクタに関してはこちらもご覧ください。
参考 Power Automateのコネクタhttps://flow.microsoft.com/ja-jp/connectors/

オンプレミスデータゲートウェイ

オンプレミス環境に接続するためのソフトウェアです。オンプレミスデータゲートウェイをオンプレミス環境にインストールして設定するだけで Power AutomateやDataverse、Power BI側のクラウドサービスと簡単に連携することが出来ます。

参考 オンプレミスデータゲートウェイhttps://docs.microsoft.com/ja-jp/data-integration/gateway/service-gateway-onprem

Dataverse

簡単にテーブルを作成できる市民開発者・プロ開発者向けのクラウド上のデータベースサービス (DB as a Service)です。一般的なデータスキーマを用意するべくモデル化されています。

ベースはDynamics 365 Customer Engagement のテーブル構造です。

参考 Microsoft Dataversehttps://powerplatform.microsoft.com/ja-jp/dataverse/

モデル駆動型アプリ

Power Apps の提供形態の一種です。

Dynamics 365 Customer Engagement のプラットフォームを利用した高速開発フレームワークです。

データのモデルを定義さえすれば、レイアウト等は標準で用意されておりすぐに画面開発することが出来ます。

レスポンシブデザインに標準で対応し、Excel Online等での一括データ入出力やグラフ化に強いです。

キャンバスアプリは間違えがないように簡易的な画面を現場ユーザに提供し、管理画面としてモデル駆動型アプリを作成するなど、データソースはDataverse に統一して画面だけキャンバスアプリとモデル駆動型アプリで使い分けるといったモデルなどに適しています。

参考 モデル駆動形アプリhttps://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/model-driven-apps/model-driven-app-overview

キャンバスアプリ

Power Apps の提供形態の一種です。

PowerPointのように画面を作り、 Excelのように開発をすることが出来ます。モデル駆動形アプリの中にキャンバスアプリを埋め込んだり、Power BIの中にキャンバスアプリを埋め込んだり、Dynamics 365の中にキャンバスアプリを埋め込んだりすることも出来ます。

画面は、自由なレイアウトをとることができるのが最大のメリットです。

参考 キャンバスアプリhttps://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/canvas-apps/getting-started

Power Pages

Dataverse をデータソースとした、外部ユーザ向けのWebサイトを作成することができます。イントラネット向けのサイトがSharePoint やPower Apps キャンバスアプリやモデル駆動型アプリであるのに対して、外部向けのサイトを作成するのに特化しており、またライセンスとしても分離されています。

以前はPower Apps Portals (ポータル)という名称で提供されておりましたが、もともとはADX社のテンプレートでした。

それをマイクロソフトが買収して取り込み、現在ではPower Pages としてリブランドして提供しました。

月間のユニークユーザー数に対して課金される形式になっていますが、事前に購入する形式と従量課金形式の2種類があります。

参考 Power Apps Portalshttps://powerapps.microsoft.com/ja-jp/portals/

Dual Write

Dynamics 365 Finance, Supply Chain Management を利用するとDataverse環境が一つ提供されます。これは、Dynamics 365 Customer Engagement とのデータ連携を行う中間データベース等の役割として、双方向に書き込みを行うという意味合いからDual Writeと呼んでいます。

参考 Dual Writehttps://docs.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/fin-ops-core/dev-itpro/data-entities/dual-write/dual-write-overview

制限付きテーブル

こちらはPower Pages 側に記載しております。

次はこちらも

既存ライセンスでもしOffice 365 をお持ちでしたら、その範囲内でPower Apps を開発して見ることが出来ます。その解説記事もございますのでぜひ御覧ください。

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