有効なPower Automate Premium ライセンスがないユーザーでの挙動をご紹介します。
目次
ランタイムアプリ
ランタイムアプリはPower Automate for desktop のコンピューターグループやソフトウェア関連のログの出力などを行うことができるアプリです。
2021年9月22日に登場しました。
Introducing Power Automate machine runtime | Power Automate ブログ (microsoft.com)
ランタイムアプリの詳細は以下より確認できます。
コンピューターの管理 – Power Automate | Microsoft Learn
ランタイムをインストールした状態では無償版のユーザーは環境へのアクセスができなくなる
クラウド上のPower Automate 作成者ポータルは、Power Automate for desktop の観点では利用に有償ライセンス(Power Automate Premium) ライセンスが必要です。
そのため、ポータルに接続するツールであるランタイムアプリを設定すると無償版のPower Automate for desktop を利用しているユーザーは接続ができずにエラーになります。
ランタイムでのエラー
従量料金が設定されている環境ではアクセスができる
これを回避する方法は、ユーザーにPremium ライセンスを割り当てるか、環境を従量課金制にすることです。
別のテナントに接続する制限
別のテナントに接続することを制限する機能もあります。
Power Automate デスクトップマシンの登録に関するテナントの制限 – Microsoft サポート
クラウドフローとデスクトップフローの接続方法を設定したい場合こちらをご参考ください。
先日公開されたpower automate desktop 2.40ですが、導入するとプロセスデザイナーがエラーでアクションの編集ができなくなってしまいました。2023年12月のアップデートでは何の問題ありませんでした。もし、2.39のインストラーをお持ちでしたらメールに添付いただけたら幸いです。
宜しくお願い致します。
すいません。先程のコメントで、メールアドレスを間違えました。申し訳ありません。
下位のインストーラーが欲しい場合はMicrosoft のサポートに問い合わせてみてください。
Microsoft のサポートはMicrosoft 管理センターから問い合わせすることが出来ます。
https://admin.microsoft.com/#/support/requests
ただ今週新しいバージョンが提供される予定にはなっていますのでそちらをお待ちいただいても良いかもしれません。
https://learn.microsoft.com/en-us/power-platform/released-versions/power-automate-desktop
いつも詳しい情報ありがとうございます。
従量課金があたっている環境ならばアクセスできるとのことですが、Processライセンスが割り当たっている環境でも大丈夫でしょうか。
非アテンド型モードでの実行であればランタイムを接続しプロセスライセンスの範囲で実行できます。
急に上記のエラーが出てしまったのですが、
ランタイムアプリは使用していません。
この場合のエラー解除方法は何になるのでしょうか?
上記のエラーというのは、ライセンスがアサインされていないというエラー(The user has not been assigned any License) でしょうか?こちらは、既定環境以外で利用しようとしてもPower Automate Premium
ライセンスが必要、という場合でも発生したと思います。ライセンスがある場合はライセンスの割当を実行し、ない場合は規定の環境でフローを作成してください。